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昨年までの情報

自叙伝が完成しました(2014年1月29日)

昨年暮れ、自叙伝の第3巻が完成しました。「はじめに」と「目次」と「おわりに」を載せましたので、ご覧いただければ幸いです。

また、「おわりに」の中にも書いてありますが、第1巻、第2巻、第3巻とデイジー図書にしてあります。視覚障害者の方には送料も含めて無料で差し上げますので、お申し出ください。

はじめに

表紙の写真

第3編では、55歳を過ぎてからの趣味のことを書いてみた。当時は55歳が定年だった。

年をとって仕事を辞めると家に引きこもって濡れ落ち葉・粗大ごみになり、妻に迷惑をかける。体調を崩し医者の世話になり要介護では情けない。

ジョギング・社交ダンス・ウクレレ・囲碁・俳句等をおおむね5年間隔で始めた。持ち前の運動神経の鈍さと、新しいことに取り組む感性の弱さで挫折しながらも、先生や仲間に励まされて続けることができた。

予想しなかった視覚障害が始まったが、趣味の基礎を勉強していたおかげで囲碁を除いて今日まで続けることができた。

視覚障害になってからの困難な外出や身の周りのハプニングに対応できずうろたえたことなどを書いてみた。高齢になり何か趣味を持とうと思われる方や視覚障害になった方の参考になればうれしい。ダンスやウクレレに興味のない方は遠慮なくとばして読んでいただきたい。

現在、これらの趣味を生かした仲間作りにいそしみ多忙な毎日である。

目次

第17章 難しい ダンスはすぐに 踊れない?

第18章 踊るには 知っておきたい 基本のキ

第19章 ウクレレも 下手の横好き 苦労する

第20章 年とって 俳句入門 無我夢中

第21章 健康に 走る楽しさ ジョギングで

第22章 外出は 視覚障害 命がけ

第23章 共に生き 視覚障害 あれやこれ

第24章 様々に 異なる文化 旅の夢

第25章 身につけて 会社のしきたり 早わかり

第26章 さまざまな 出会いと別れの 80年

イラスト・こぼれ話 カルタ一覧

おわりに

平成19年11月、社長を長男智延に引き継いでもらった時に自叙伝を書くことにした。

第1編『欲しがりません勝つまでは―戦中戦後の少年時代―』を平成22年2月に刊行。

第2編『明日では遅すぎる―高度成長の下支え―』を平成23年4月に刊行。

第3編『老いて暇なし趣味に生き―人生のアディショナルタイム―』を平成25年10月に刊行。

6年の歳月をかけたことになる。

裏表紙の写真

視覚障害者になり、大勢の仲間と知り合い、文字が読めない、書けない悲しさを共有した。電子機器の発達や音声パソコンの利用等で情報の入手をしている。

迷惑をかけずに余生を送るため、趣味を楽しんでいる。新しい視覚障害の仲間も増え、共通の悩みごとを解消するよう行政や関係団体にもお願いしている。

第1編から第3編までデイジー図書として、3冊のCDにまとめた。お申し出いただければ各編のCDを差し上げたい。

「きょうよう・きょういく」という言葉があるが、多湖輝さんに言わせれば「今日用がある・今日行くところがある」ということになる。老いて暇なしだ。

第3編作成にあたり、佐原克彦さん、早嵜和幸さん、河井睦子さん、原稔江さん、池ヶ谷せきさん、そしてイラストレーターのつだゆみさんのお世話になった。お名前は記載していないが、多くの方にお願いして文章の誤りを直していただき感謝している。


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