昨年までの情報
目黒駅がまたまた便利に!(2014年5月10日)
目黒駅には、東急目黒線と地下鉄南北線と都営三田線とJR目黒駅があるが、全てのホームがホームドアになっているので、視覚障害者には安全な駅になっている。
ところが、目黒駅からバス停までとなると点字ブロックが設置されていなかったので、昨年7月に目黒駅からバス停までの点字ブロック未設置について設置するよう行政に陳情した。
本年2月、申請通り目黒駅東口から都バス大井競馬場行きまでの各バス停への点字ブロックが設置された。
また、西口から東急バス等々力行きのバス停までも点字ブロックが新設された。
古い点字ブロックとの接続部分がひときわ新しく綺麗になっている。
点字ブロックには、「目の不自由な方のものです。モノをおかないで!」という注意書きもところどころに敷設してある。
このようにスピーディに設置していただけたのは、目の不自由なものにとっては嬉しい限りだ。
山手線の目黒駅と東急目黒線および接続する南北線と三田線の駅は、一番早くホームドアが設置され視覚障害者にとってありがたい存在だった。さらにこのたびバス停までのアクセスが便利となり港区では、白金台、高輪、南麻布、青山、新橋方面に都バスで行くのに便利となり、品川区では北品川、鮫洲、大井競馬場方面に行くのに便利になった。西口の東急バスで、下目黒、鷹番、碑文谷、自由が丘、祐天寺へ行くのも便利になった。
ただ、これらのことが、目黒区、品川区、港区の視覚障害者からの便利になったという声が聞こえてきて、陳情の成果が上がったことを、私も初めて知った。陳情した本人に、せっかくの成果を知らせてくれるなんてことはないんですね。まだまだ「知らしむべからず、よらしむべし」なのか!
上申書
平成25年7月
東京都視覚障害者協会南部支部
日頃視覚障害者に対しての交通標識や点字ブロック等について格別の御配慮、御指導を賜り感謝いたしております。
私たち東京都視覚障害者協会南部支部(港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区)の視覚障害者は日常生活の上で、JR目黒駅ならびに目黒線・南北線・三田線の私鉄各駅をよく利用しております。
幸い目黒の各駅ともホームドアが完備しており、駅からの乗り降りには大変便利をしております。
JR目黒駅中央口の改札を出たところには点字ブロックがあります(写真1)。東口および西口までのコンコースは点字ブロックが完備しております。しかし、東口の階段を10段下りて正面のタクシー乗り場のわずかな距離も、左側の音声のでる横断歩道の信号機までは点字ブロックがありません。タクシーの開閉ドアの音や音声信号機の音を頼りにそこまでは何とか進めます。横断して右側にある都バスの乗り降り場(乗車場と降車場が同一)、行く先が東京タワー、新橋駅、千駄ヶ谷行き、大井競馬場行きまでの点字ブロックは設置されておりません。それぞれのバス停の乗り場の場所を示す点字ブロックはありますが、そこにたどり着くのに一苦労です。
西口へ向かって階段を6段上がり、左に進むと目黒通り下り線の一方通行交差点に出ます。交差点は音声信号なので、そこまでは点字ブロックはありませんが、歩道上なので、横断歩道の音声を頼りに歩いて行けますが、点字ブロックがあればより安全です。目黒通りを横断して歩道に出て右折して次の信号機の点字ブロック停止板までの歩行が、点字ブロックが無いので大層困難です。間違えると左斜め下に降りる行人坂方面へ進んでしまいます。この横断歩道は音声でないので最初に渡った音声の出る横断歩道の音が切れたのを確認して、気をつけながら渡ります。この信号機も音声が出ると大助かりです。信号機を渡って直進、やや下り坂の通称権ノ助坂の歩道を10メートルほど進むと右側に東急バス三軒茶屋、等々力、野沢龍雲寺行きのバス停が右側にあります。バス停には点字ブロックがありますが、そこまでのアクセスは点字ブロックがないので大変苦労します。点字ブロックを設置してください。
目黒駅東口の都バスは品川区(上大崎・東五反田・北品川・南品川)、港区(白金台・白金・高輪・南麻布・青山)、渋谷区(広尾・恵比寿)方面へのアクセスに大変重要なバス路線です。西口の東急バスは目黒区(下目黒・祐天寺・鷹番・碑文谷・平町・自由が丘)、世田谷区(太子堂・三軒茶屋・等々力・駒沢)方面に行くのに大変便利です。
JR目黒駅東口から都バス乗り場までとJR西口から東急バス乗り場までの点字ブロックを是非設置してください。また、西口の横断歩道信号機も音声信号機に代えて下さるよう東視協南部支部会員一同からのお願いです。
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