昨年までの情報
馬場村塾(ばばそんじゅく)で清水さんのお話(2018年8月30日)
8月30日(木曜日)馬場村塾(ばばそんじゅく)の講師として清水政直さんが視覚障害者になっての問題点などを2時間にわたってい講演した、主催者の大川さんの肝いりで大盛況だった。約40名の視覚障害者と関係晴眼者が参加した。
関連した川柳を披露書いてみた。
「馬場村塾(ばばそんじゅく) 清水があふれ 大川に」
以下に講演要旨を引用します。
「見えることと見えないこと」 清水 政直
みなさんは、「目が見える」ということを、考えたことがありますか?目が見えれば、ぶつからずに歩けますね。ご両親や先生、お友達の顔が見えます。夕日、富士山、絵や彫刻を見て心を喜ばせ、高めることができます。スポーツだって楽しめますね。
「見えない」というのは見る自由がないということ。ですから私たちを、目の不自由な人といったりします。その不自由さをへらすための国の法律もありますが、読み書きや歩くことを、やさしく勇気あるボランティアがささえてもいます。でも、そうした親切のみなもと(スタート点)は、みなさんひとりひとりの心の中にあるのです。
「見える」というのはあたりまえなことみたいですが、ちょっと、空気や水があるのに似ていませんか?もしかしたら奇跡です。今のうちにどうか!美しいものをしっかりとよく見ておいてください!
見えることは 見えないことより ずっと小さく
聞こえることは 聞こえないことより ずっと小さい
感じられる世界も また とても小さく狭く
考えられる世界は なおのこと 小さく狭い
見えることより 見えないことは ずっと大きく
聞こえることより 聞こえないことは ずっと大きい
感じられない世界も また とても大きく広く
考えられない世界は なおのこと 大きく広い
見えない 聞こえない 感じられない 考えられない
高く深い 宇宙と心の 入り口に立ち
見通せない 向こうの窓を すっかり開け放とう
春から冬 それぞれの季節を 懐かしがって
笑って泣いて うつつと夢とを 投げ合って
昨日と明日を 今日に溶かして 遊んじゃおうよ
写真:マイクを握って講演中の清水さん。
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