昨年までの情報
品川駅でホーム転落時の訓練を受ける(2020年10月23日)
10月23日(金曜日)、JR品川駅でホーム転落のときの実演と説明を受けた。落ちたら大声を出すのが一番良いと思った。
以前、私は浜松町駅で京浜東北線から山手線に乗り換えるときに、まだホームドアが設置されていない頃だったので、うっかりホームに転落したことがある。幸い、カバンを肩からかけていたことと、丈夫な靴を履いていたので、バランスが取れて転ばずに済んだ。普段から毎週日曜日に走っていたことや、ダンスで足腰を鍛えていたこともよかったと思う。その時は自力でホームにに上がれないと判断し、白杖を高くして大声で助けを求めた。二人の男性が近づいてきて両手でホームに引き上げてくれた。近くに駅員が不在で、二人の乗客に助けてもらい命びろいをした。10秒後に電車が入ってきたのには肝を冷やした。この過去の経験からも、大声をあげて助けを求めるのが良いと思った。白杖も高く上げると、どこに転落したかわかりやすい。
全盲なので避難場所を見つけることは困難だ。駅により場所が異なっていなければ、何号車の何番ドアに避難場所があると表示してあればよいが、晴眼者のためのもので、視覚障害者には無用の場所だ。まだ少し目が見えていた頃、京浜急行の立会川駅で転落したときは。非常用の階段から一人で誰の助けもなくホームに上がることができた。JRにもあれば弱視の人のために役立つと思う。
また、説明にはなかったが、一人でホームを歩くときは白杖のほかに視覚障害者と一目でわかる目印をつけておいて欲しいと思った。
写真1:JR品川駅で実演を受けるため、ホームに停車した電車の中で
黄色いヘルメットと安全反射ベルトを身につけた小柴。
写真2:実際にホームから線路上に降りたところです。
後ろに停車中の電車の運転席には「訓練中」と書かれた
黄色と赤色の表示が掲げられています。
写真3:運転席の下にある連結器に実際に触れる小柴。
写真4:身体をかがめながら、ホームの下の避難場所に潜っているところです。
写真5:訓練中の電車の中で、他の視覚障害者のかたたちと撮影。
三人とも白杖を持っています。中央に立っているのが小柴です。
写真6:他の視覚障害者のかたも、実際にホームから
線路上に降りて、ひとりひとり実演を受けています。
ここまで本文