昨年までの情報
視覚障害者のための朗読会(2020年6月13日)
6月13日(土曜日)午前10時から、東京都障害者福祉会館で「港区で明るく共に楽しむ会」による視覚障害者を招いた朗読会を行った。参加者は午前中が37名、午後が30名。新型コロナウイルス対策として、窓を開けた広い部屋でマスク着用の上で開催した。
午前の部は2階の集会室 B1・B2 を借りて、宮下操(みやした みさお)さんの朗読による「驟り雨(はしりあめ)」(著者 藤沢周平)、河合康枝(かわい やすえ)さんの朗読による「本日はお日柄もよく」(著者 原田マハ)の二本立て。吉谷典子先生が、朗読に併せて結婚行進曲を演奏してくださいました。
朗読の後は、ピアノの演奏と歌の先生による独唱を楽しみました。そのなかでも「ひとりの小さな手」は視覚障害者にぴったりの歌でした。他にはウェルナーの「野ばら」、また長い間お世話になった朗読者のかたが京都に引っ越されるので「故郷を離るる」歌などに聞き惚れました。
折しも小雨が降っていたので、橋幸夫と吉永小百合の「雨の中の二人(♪雨が小粒の真珠なら 恋はピンクのバラの花♪)」がとても印象に残りました。
朗読後、先生方にバラの花束を差し上げました。花束贈呈役は土屋さんとけいママです。
写真1:会場全景写真です。席の間隔を広くとってあります。
コロナ禍にもかかわらず全部で30人の皆様にお集まりいただきました。
壇上には「港区で明るく共に楽しむ会」の垂れ幕が掛かっています。
写真2:朗読者 宮下操(みやした みさお)さん。
写真3:朗読者 河合康枝(かわい やすえ)さん。
写真4:皆さん静かに目を閉じて、朗読に聞き入っています。
写真5:河合さんの朗読に合わせてピアノの吉谷先生が音楽を入れてくださいました。
写真6:お二人の朗読者のかたへプレゼントした花束。
真紅の薔薇が美しいです。
午後の部は同じく2階の和室 A・B を借りて、施設側の指導に基づいた形で、参加者が朗読の感想を語り合いました。食事を挟んだあと、樋口惠子先生の作品「老人の生き方」「老〜いドン」の前書きを、上野千鶴子さんに読んでいただきました。
写真7:午後の部で「老〜いドン」を朗読してくださった上野千鶴子さん。
写真8:3人の朗読の先生方に囲まれて笑顔の代表世話人小柴。
左から上野さん、河合さん、小柴、宮下さん。
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