昨年までの情報
雑司が谷七福神めぐり(2015年2月2日)
1月17日(土曜日)、わいわいウォークの仲間30名と「雑司が谷七福神めぐり」を行なった。
9時に護国寺駅前に集合し、護国寺を参詣した。意外と石段が多く、4段上がっては平らになり、4段上がってはまた平らになるという面白い規則性をもった階段だった。
普通の七福神では、女性である弁財天が一人なのだが、この「雑司が谷七福神」では、吉祥天も加わって弁財天とともに女性が二人となっている。
弁財天はお金が溜まる女の神様なのでウケていたが、清土鬼子母神堂にある吉祥天は弁財天にも増して美人の神様であり、「雑司が谷七福神」の二人目の神様となった。
清立院にある毘沙門天は、武芸の神様で、上杉謙信の信仰が厚く、謙信の兜には「毘」の字が掲げられていたのを思い出した。この毘沙門天は、吉祥天と結婚したと聞いた。写真の背景に写っている松の木は、雨乞いの松として有名だそうだ。
「因幡の白兎」の「大国主の尊」として有名な大黒天は、鬼子母神堂にある。日本の神様かと思ったら、インドの神様だそうだ。
大鳥神社にある恵比寿神は、唯一の日本の神様だ。商売繁盛の神様であり、農業・漁業のの守り神でもある。関西での「恵比寿講」も有名だ。
昔から馴染みのある弁財天は、観静院にある。七福神では、財宝が豊かになり、琵琶を奏でているのでも有名だ。各地にある「銭洗い弁天」は、七福神の立場からすると邪道だそうだ。
近くに東京音楽大学の建物が見え、建物の外観はピアノの鍵盤をデザインしたものだそうだ。古くは『別れのブルース』の淡谷のり子、戦後では黒柳徹子が卒業したことでも有名だ。音楽の神である弁財天を意識して近くに建てたのかもしれない。日本女子大学のビルも遠くに見えた。
「雑司が谷七福神」の布袋尊は変わっていて、四国の石を関東に売り込み大富豪となった中野さんが、自分の石材店のある中野ビルの入り口に設置したものである。近所の子どもが悪戯をして、口の中にゴミを詰めたりしいてたようだが、3年前に「雑司が谷七福神」として扱われるようになってからは有名になり、囲いが出来て触れないようになっていた。
他の神様は神話から来た神様だが、布袋尊は中国にいた人間が神様として扱わるようになった腹が出でいる実在の人物だそうだ。常に布の袋を担いでいたので「布袋」と呼ばれるようになり、ここから「布袋腹」という言葉も生まれた。他の七福神と違い、この布袋尊は宣伝用に作られたものだけあって、愛嬌のある顔立ちをしていた。
仙行寺にある福禄寿は、知恵の神様で、顔が長いのが相場だが、ここの神様はだいぶデフォルメされていて、可愛い顔をしていた。
案内をしてくださった女性のガイドボランティアさんたちは、声も大きく知識も豊富で、2時間途切れなくお話をしていただき、視覚障害者にとってはとても楽しい「七福神めぐり」だった。
私たちのグループ7名には二人のガイドが付いた。懇切丁寧な説明に更なる補足説明を加えてくれ、また、自転車や自動車が後ろから来る場合の注意を与えてくれたりので、とても助かった。
「七福神めぐり」が終わった12時半から池袋駅前の居酒屋での飲み放題では、3時間参加者がワイワイと歓談して親交を深めることができた。10月の「横須賀わいわいウォーク」のとき一緒だった人もいて、話題が尽きなかった。
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